A. 所有=責任。
ウイスキーのコレクションが何本かあるけど、それはいいことなのか?と思ったことがきっかけです。
ウイスキーはウイスキーらしく飲み物として飲むのが一番なのでは?と昨今話題の転売がどうとかのニュースを見て思った訳です。
そもそも物を「所有」しているということ自体が本当に正しいことなのかもわかりません。
「所有」というものは、売る側にも買う側にも都合のいい概念だからそもそもの議論がされていないのでは?と感じます。
本来、この世の全ての物は自然から奪い、加工し変形させ成り立っているものです。
所有と言って正当化されていますが、正しくは略奪とか環境破壊と言われるものです。
共産主義を否定するために生まれた、所有という発想自体が資本主義のために作られた都合のいい理屈なだけでは?
ものだけに限ってはいけません。575の俳句は羅列しようと思えばできてしまいます。
あああああ あああああああ あああああ
あああああ あああああああ ああああい……..
んんんんん んんんんんんん んんんんん
理論上既に存在している物に著作権を主張するのは傲慢では?
とはいえ、生物は生きようが、死体になろうが、存在する以上何かしらの影響を周りに与えるのは当たり前です。
行間を読む日本人的には、同じ言葉が同じ意味になると決めつけられるのも腹立たしい話です。
結論を言うと、所有という概念は、そのもの自体の責任を限定させるために必須なものです。
みんなのものだからといって、関わってもいないものの賠償をしろと言われても困りますし、誰のものでもないからといって、不安全な製品を作られても困ります。
安全保障の単位を国としている以上、最低限国の「所有」というものが認められなければ第三次世界大戦待ったなしです。
案外「所有」という概念を国だけが「所有」する共産主義も、そこらへんはわきまえていたのかもしれません。